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ハイスタとベトナム旅行記その1

こんばんわ。
いまさら三国志にはまって口ひげを伸ばしている石橋(gt)です。


AIR JAM 2011

日曜日に横浜スタジアムでAIR JAM 2011が催されました。
11年ぶりに結成したHi-standard主催のこのイベント、僕は行けなかったのですが
色んな方のブログを見ていると胸にこみあげるものがあります。

11年前、AIR JAM 2000でHi-standardは解散しました。
自分の青春時代そのものといってもよいバンドです。
ラグビー部だった高校時代、試合前には必ず聴いて自分を奮わせていました。
もちろんコピーもしました。いまでもほとんどの曲を弾けます。

それまでいわゆるJ-POPしか聴いていなかった自分にとって
ハイスタとの出会いは衝撃でした。ヒットチャートだけが音楽じゃない。
おおげさに言えば、「音楽」にどっぷりとはまる入り口だったと思います。
メロコアというジャンルに興味を持ち始め、
BRAHMAN、Husking Bee、Hawaiian6 …色々聴いて演奏しました。
10代特有の、鬱屈しながら燃焼を求める気質に、彼らは一瞬のカタルシスを与えてくれます。

やがて大学に入り、
大人になるにつれ「音」そのものへの興味が大きくなり、
エレクトロニカや電子音楽、ポストロックへはまっていきましたが…
(どんどん暗い音楽が好きになる不思議)

いまでも自分の中でHi-standardは大きな比重を占めています。
(なんだかんだ速いテンポの曲が好き)

理由はどうあれ、この時代にハイスタが再び音楽を紡ぐ事に、
感謝と切なさと時の流れを感じます。
(要はおっさんになってきたんだな)

いつまでもSTAY GOLD…みたいな!






ベトナム一人旅

遅めの夏休みで、かねてより興味のあったベトナムに行ってきた。
バックパックかついで1週間。予約云々一切無し。
はじめての海外一人旅。

行けばなんとかなると思いつつ、下調べもほどほどにホーチミンへ。
いきなり道路を埋めるバイクの多さに圧倒される。
うだるような暑さと湿気、けたたましい音、派手でかわいい町並みと、香辛料と屋台の匂い、
ベトナムコーヒーの甘さに辟易しながら、五感が自由を謳いだす。

あまり観光地らしい観光地には興味がないので、
屋台でフォーを食べたりしつつ街をぶらぶら歩く。雑多な都会だ。

地球の歩き方によると、ホーチミンでは観光客向けの詐欺が横行しているらしい。
「良いバック持っていますね!」と声をかけ、
アジトに連れて行った後トランプ賭博で金を巻き上げる…こんな手口にひっかかる奴がいるのだろうか。

やがて夜になり、公園を散歩しているとマニラ人の兄妹が声をかけてきた。

「Hi! You have a nice bag!」

ちょw教科書どおりだな、と逆にテンションがあがる。

妹はパブにいそうなイケイケお姉様。兄貴はさえない感じ(Tシャツはジーパンにイン)。
10分くらい雑談していたら、「ハードロックカフェで飲まないか?」と誘われる。
深く考えずOKすると兄貴がタクシーを呼び始める。
若干の不安を覚えるが、最悪取っ組み合いになっても勝てそうなので
怖いもの見たさに乗り込んでしまった。
お姉さんは日本のパブで働いていたらしく、地震災害の事をしきりに心配する。
「でもワタシの好きな日本の曲、Tsunamiね、HAHAHAHA!」
なんだこいつ。面白れえw
さらに母親が心臓病で大変らしい。嘘くさいが「Oh, I am sad too…」と話を合わせる。

タクシーは大通りから裏路地へ入って行く。
一瞬ものすごい不安に襲われるが、引き返せるぎりぎりまで行ってみようと好奇心が勝る。
(日本人旅行者の殺人事件は過去に無いらしい)

30程走り、車を止める。かなり郊外のようだ。「カフェに行く前に家で休憩しよう」とのこと。
薄暗く狭い路地に民家が密集している。
家の中に仲間がいたらさすがにヤバそうだ。
しかし、白を基調とした小綺麗な家の中にはおばちゃんとおじちゃんしか居なかった。
「良く来たわね!コーラ飲む?」
拍子抜けしつつも缶のコーラをもらい、家のギターを弾いてくれと言われる。
もちろんTsunamiを弾いてあげた。あと宇多田ヒカルとか。お姉さん歌うまい。

兄妹とおばちゃんが奥の部屋に消えると、おじいちゃんと2人になった。
「ワシはカジノのディーラーだったんだ。豪華客船で世界中を旅してね…」
きな臭ささを感じつつも妙にリアリティーのある話を聞いていると
「おまえはカジノ好きか?ブラックジャックを教えてやろう」
お、きたかな。と思いつつ、2階の部屋に通される。
殺風景な寝室。隅に小さいテーブルがある。

「10分で教える」といいブラックジャックのルールを教えてもらう。
いつのまにかお姉さんも隣に座り、おじちゃんの話に相づちをうっている。
ふたたび緊張してきた。が、スリルでもある。

「これから金持ちの友人がくるんだ、皆で巻き上げようぜ」

ついにきたな、と唾をのむ。
あとはいつ逃げ出すかだ。
必勝法はサインを決めて、ディーラーが伏せてあるカードの数字を教えるというものだった。
リハーサルで2回ほど間違えて馬鹿っぽくふるまう。

ここらが潮時かなと思った瞬間、
「友人がきたようだ」とおじちゃんが玄関に向かう。
ヤバい。
屈強なチンピラ風情が来たら最悪だ…。
最初に目つぶし、金的か…など考えていると友人登場。

「Nice to meet you!」

高校の物理の先生にそっくりのおじいちゃんでした。

またも拍子抜けし、あいさつもそぞろに卓につくが、
さすがにゲームが始まると面倒だ。
「約束があるから帰るわ」と席を立つ。
引き止められるかな、と緊張していたが、
「そうか、残念だ」
意外とあっさり解放される。あれ?

わざわざ外まで送ってもらい、バイクタクシーまで呼んでもらう。
なんだこの人達。料金交渉までしてるぞ…。
さえない兄貴は少し不機嫌そうだったが、妹は相変わらずだ。
「またねバイバーイ」と挨拶をされて、結局相場の料金で安宿街に戻って来た。

宿に戻り考える。
いったい何者なんだろうか…
金が無さそうだったから見切りをつけたのか。
それともただの暇人か。
本当に家族なのか…どこまでがウソなのか。
詐欺師にしてはユル過ぎじゃないか…

考えているうちに、あくびが口をつく。
微かな興奮の中から、やがて睡魔がやって来る。


つづく。







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